居合にかかる費用と必要な道具まとめ。

何かをはじめるときにやっぱり気になる費用問題!
居合にかかるお金&必要なものについてまとめました。

居合を習うに当たってかかる経費概算

月謝:道場によります。500円くらいから、高くても数千円ほどが多いかと。

イベントに参加する際の参加費:これも流派によりますが、 新年会・納会 数千円
昇段審査 低段のうちは数千円程度
でしょう。

他の和の習いごとと同じで、高段になったり雅号をもらう・・・となると十万円を超えたりも。

保険:もとから加入していた保険に特約をつけるか、新たなスポーツ保険に入るかで異なりますが
月に数百円程度でしょう。

必要な道具一覧

(必須)居合刀

素材:合金、拵えは鉄製 柄巻は正絹・革など
お値段:1万円~20万円以上
購入先:武具屋さん・刀剣専門店

こちらも流派によりますが、基本は自分の肩幅+腕の長さにあわせて刀身の長さを決めるので
まずは道場にある居合刀を使わせてもらうのがよいと思います。
しばらく使ってから、マイベスト長さを決めましょう。

短いほうが当たり前ですが納刀しやすいです。
長い刀を使う方が納刀しづらく、上達までに時間がかかります。

さらに長すぎると、抜刀の際にむりやり抜いて鯉口にダメージが蓄積します。
これは短くても抜き方が悪かったりすれば同じことですが・・・。

鯉口を割って補修している人はけっこういます。

じゃあなんでみんなめっちゃ短い刀を使わないのかっていうと、身長に対して短すぎる刀は見映えがしませんですし
リーチが短かったりするからですね。相手に届かなければ斬りつけられません(居合の場合は実際に斬るわけではありませんが)。

みんなも長い刀にして遠くを斬りつけようぜ!

カスタム居合刀を購入したお話はこちら

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(必須)下緒

素材:綿・正絹
お値段:数千円~数万円
購入先:武具屋さん・組紐屋さん・刀剣専門店

居合刀を買ったときにおまけでついていることもあります。
正絹のほうが扱いやすいと言われます。

ただし正絹のものははじめのうちかたくて結びづらいので、何度も礼法の稽古をするか
スチームアイロンをひたすらあてるなどが必要です。

下緒についてもう少し詳しく↓

居合をはじめて最低限のものを揃えおわると、だんだんこだわりが出てきます。 この度坂上は、かっちょよい下緒が欲しくなってしまいました。 ...

(必須)道着

素材:綿・化繊
お値段:化繊で数千~2万円程度
購入先:武具屋さん・スポーツ用品店

上は半着、下は馬乗り袴です。
行燈袴という、スカートタイプのものは居合では着用しません。

色は流派により、でしょう。
大別すると上下とも黒・上下とも白・上が白、下が黒
でしょうか。

(流派により)ゼッケン

素材:綿・化繊
お値段:数千円
購入先:武具屋さん

試合や審査の際に必要です。
言い換えると、試合も出ないし昇段を目標にしていない方には不要です。

直接道着に縫いつけるものと、取り外し可能なものがあり
横で地域
縦で名前
となってます。

居合に必要な道具雑な画像ですが、こんな感じです。

(必須)帯

素材:化繊・綿・正絹・麻
お値段:数千円(化繊・綿)~数万円(正絹の新品)
購入先:武具屋さん・呉服店

鞘引きは、正絹のほうがやりやすいと言われています(滑りがよい)
帯刀したときに、いい位置にキープしたいがために帯二本使いの人もいます。

帯を結んでから袴を履くので、帯が見える面積は少ないです。
狭い面積だからこそ色や柄にこだわる人もいます。

チラリズム!

(必須)膝サポーター

素材:化繊
お値段:2千円くらい
購入先:武具屋さん・スポーツ用品店

流派によっては禁止なところもあるらしいですが、長く続けるには必須と思います。
居合はかなり膝を使いますし、年齢が出やすい箇所でもあるので無理は禁物です。
田宮流では、膝クラッシャーと呼ばれる技もあります。

居合用のものもありますし、スポーツ用を使っても。
坂上の使った膝サポーターについてはこちら

居合をする上で、居合刀・道着と並んでほぼ必須な膝サポーターについて考察。 膝サポーターの必要性 居合とは、座った状態から演武がはじまる武...

(必須)御刀袋

素材:化繊・合皮・牛革
お値段:数千円~数万円(牛革は高い)
購入先:武具屋さん・刀剣専門店

街での持ち歩きには必須です。居合刀とはいえ、帯刀したままでは街中を歩き回れません。

(凝る人用)和服

素材:化繊・正絹・木綿・麻
お値段:数千円~数十万円
購入先:呉服店

着物もネットの恩恵を受けています。
化繊だと、新品でも数千円~で買えます。正絹の新品でも数万円で探せることも。

反物を探してマイサイズに仕立ててもらうなどでも、ネットで完結し数万円で可能。

ただし凝り出したらいくらでもかかります。

(凝る人用)雪駄

素材:いろいろ
お値段:千円くらい~数万円
購入先:呉服店・靴屋さん

和服や道着姿で街に出なければ不要。

(凝る人用)足袋

素材:化繊・綿
お値段:数百円~数千円
購入先:呉服店

雪駄を履くときや、和服を着るときなど。
稽古のときは、高段の先生しか履きません。

(凝る人用)日本刀

素材:鉄製 拵えには正絹や革など。
お値段:数十万円~数百万円
購入先:刀剣専門店

まとめ

趣味のものは、なんでもそうですが凝り出すと上限がありません。

比較的安く済ませようと思えば、数万円でひととおり揃えることは可能です。
まず必須のものを安く購入してみて、使っていくうちにこだわりだすのがよいかと思います。

単価数千円のものでも、ふつうに稽古に使っているだけなら余裕で数年~10年とかもちます。
高段の先生に聞くと、居合刀や帯・下緒など20年とか使われてます。

いちばん消耗品なのは、やっぱり足袋ですかね。



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